雛人形を片付けるのは「啓蟄(けいちつ)の日」が良い?2018年はいつ?
2018/01/18
「啓蟄」…
何やら難しい文字の言葉ですが、「けいちつ」と読みます。「大寒」「立春」等と同じく、「啓蟄」という季節の節目のひとつです。
啓蟄の意味、啓蟄とはいつ頃なのか、また、お雛様と啓蟄の日にはどんな関係があるのか…??
等々、いろいろ調べてみました。
早速、今回もチェックしてみましょう!
啓蟄(けいちつ)の意味は?
啓蟄(けいちつ)とは1年間を24に分けた『二十四節気』の3番目。雨水から数えて15日目頃。
この二十四節気は太陽の角度(太陽黄経)によって決められています。
太陽黄経が345度に来た瞬間の日付をもって、啓蟄(けいちつ)とされています。
啓蟄の『啓』は「ひらく」、『蟄』には「土中で冬眠をしている虫」という意味があり、
啓蟄は「春が近づき、大地が温まり、冬眠をしていた虫達が土の中から出てくるころ」を表した言葉です。
『暦便覧』には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と記されています。
まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなってきます。
春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。
雪も溶け、柳の若芽が芽吹き、ふきのとうの花が咲くころ。
八百屋さんの店先に山菜が並び始め、旬の食材からも春の訪れを感じられる時季ですね。
2018年の啓蟄(けいちつ)はいつ?
3月5日頃から春分(春分)の前日までの期間で、2018年は3月6日から3月20日です。
期間の初日を啓蟄の日としていて、2018年は3月6日になります。
啓蟄の日とお雛様の関係は?
雛人形を片付けるのは、「啓蟄(けいちつ)の日」が良いと言われています。
何かしらの理由があるのでしょうが、実はその本当のところは分かっていません。
若葉が芽吹き虫が蠢き始めるとされるこの日は、雨水の次の節目に当たります。
3月3日のひな祭りが終わってからたった数日後とはずいぶん慌ただしい気もしますね。
でも、できるだけ季節の節目を超えず、遅くとも3月中旬頃までに片付けるのが良いようです。
必ずしも啓蟄の日にしまわなくてはならないという決まり事はないようです。
ただ、『いつまでも飾っておくと嫁に行くのが遅くなる』という迷信もあるので、啓蟄の日を目安に片付けるのが良いでしょう。
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まとめ
今回は、啓蟄(けいちつ)の意味と2017年はいつ啓蟄を迎えるか、お雛様と啓蟄の日の関係についてチェックしました。
お雛様を片づけるのにも、良い時期と理由があったとは…!
雪も溶け、木々が芽吹き、虫たちも冬籠りから動き出す時期…
かすかな春の訪れを感じながら、私たちも肌寒さに負けずに動き出したいところですね。